ことわざ 口は禍の門 〔読み方〕くちはわざわいのかど 〔由来〕 〔出典〕舌詩(馮道) 口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀 〔意味〕 不用意に言った言葉が、災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきである。 〔類義語〕舌は禍の根。 多言は身を害す。 一寸の舌に五尺の身を損す。 https://kodomoprint.com/archiv...
ことわざ 義を見てせざるは勇無きなり 〔読み方〕ぎをみてせざるはゆうなきなり 〔由来〕 〔出典〕論語 子曰く、其の鬼に非ずして之を祭るは諂うなり。義を見て為さざるは勇無きなり。 (自分の祖先ではない霊を祭るのは、ご機嫌取りでへつらいである。正しいと知っていながら実行しないのは勇気がないからだ。) 〔意味〕 人としてなすべき正しいことを知りながら、それをし...
ことわざ 清水の舞台から飛び降りる 〔読み方〕きよみずのぶたいからとびおりる 〔由来〕 京都の清水寺には、断崖絶壁に貼り出した「舞台」があり、昔は願掛けとしてそこから飛び降りる人が多かった。 〔意味〕 思い切った決断をすること。また、必死の覚悟で物事に取り組むこと。 〔類義語〕清水の舞台から後ろ飛び。 https://kodomoprint.com...
ことわざ 窮鼠猫を嚙む 〔読み方〕きゅうそねこをかむ 〔由来〕 〔出典〕塩鉄論 死して再びは生きざれば、窮鼠狸(り)を噛む。(鼠を追い詰めると、化け猫に噛みつく。) 〔意味〕 弱い者でも、絶体絶命になれば、強い者を苦しめることがある。 〔類義語〕窮寇は追うこと勿れ。 https://kodomoprint.com/archives/31...
ことわざ 九死に一生を得る 〔読み方〕きゅうしにいっしょうをえる 〔由来〕 十のうち九は助からないだろうという命が、かろうじて助かること。 〔意味〕 ほとんど助かりそうになり命が、助かり生き延びること。 〔類義語〕死中に活を求める。 https://kodomoprint.com/archives/31343 ...
ことわざ 木に縁りて魚を求む 〔読み方〕きによりてうおをもとむ 〔由来〕 〔出典〕孟子 孟子が、斉の宣王に対して、武力によって天下を統一しようとするのは「猶お木に縁りて魚を求むるがごときなり(木に登って魚を探すようなものです)」と答え、出兵して戦争するよりも、領民に尽くす「仁政」を行うことを説いた。仁政=思いやりのある政治。 〔意味〕 方法が間違...
ことわざ 木で鼻をくくる 〔読み方〕きではなをくくる 〔由来〕 元々「木で鼻をこくる」だったものが、「木で鼻をくくる」の誤用が広まり定着した。 昔は鼻水をふくときに、木の端を使うことがあったが、木で鼻をこする(こくる)と痛くて顔がゆがんだ。 〔意味〕 そっけなく、冷たい態度で相手に接すること。 〔類義語〕木で鼻をかむ。 立木へ鼻こする。 ...
ことわざ 吉凶は人によりて日によらず 〔読み方〕きっきょうはひとによりてひによらず 〔由来〕 〔出典〕徒然草 吉日に悪をなすに、必ず凶なり。悪日に善を行ふに、必ず吉なりと言へり。吉凶は人によりて日によらず。 〔意味〕 幸運や不運というのは、日取りではなく、その人の行動で決まるのである。 〔類義語〕鬼門金神我より祟る。 https://kodomopr...
ことわざ 雉も鳴かずば打たれまい 〔読み方〕きじもなかずばうたれまい 〔由来〕 雉が鳴くことで狩人に居場所が知られて打たれてしまう。 〔意味〕 不必要な発言をして、自分から災いをまねくこと。 〔類義語〕口は禍の元。 触らぬ神に祟りなし。 https://kodomoprint.com/archives/31343 ...
ことわざ 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥 〔読み方〕きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ 〔由来〕 知らないことを聞くことは、そのときは恥ずかしいが、聞かずにすませてしまうと、一生恥ずかしい思いをする。 〔意味〕 知らないことは、すすんで質問したほうがよい。 〔類義語〕知らずば人に問え。 問うは一端の恥、問わぬは末代の恥。 https://kod...