ことわざ 鰯の頭も信心から 〔読み方〕いわしのあたま(かしら)もしんじんから 〔由来〕 鰯の頭のようなものでも、神棚にまつって信心すればありがたいものになる。 「柊鰯(ひいらぎいわし)」の風習: 節分で家の玄関に魔除けとして、柊と焼いた鰯を飾った。 柊のとがった葉と、焼いたいわしの匂いが鬼を撃退するとされた。 〔意味〕 つまらないものでも、信じ...
ことわざ 井の中の蛙大海を知らず 〔読み方〕いのなかのかわずたいかいをしらず 〔由来〕 井戸の中に住む蛙は、大きな海があることを知らない。 〔出典〕荘子 井蛙(いせい)は以て海を語るべからずとは、虚に拘(とど)めらるればなり。 (井戸の中の蛙に海の話をしても意味がないのは、蛙が狭い場所にとらわれているからだ) 〔意味〕 自分のせまい知識や経験にとらわ...
ことわざ 命あっての物種 〔読み方〕いのちあってのものだね 〔意味〕 何をするにも、まず命があってからであり、命がなくなれば元も子もない。だから、命にかかわる危険なことは避けた方が良い。 〔類義語〕死んで花見が咲くものか。 命に過ぎたる宝なし。 〔対義語〕命より名を惜しむ。物種:物事の根源、もとになるもの。 https://kodomop...
ことわざ 一寸の虫にも五分の魂 〔読み方〕いっすんのむしにもごぶのたましい 〔由来〕 一寸(約3センチ)の小さな虫でも、五分(一寸の半分)の魂が宿っている。 〔意味〕 小さく弱い者でも、侮ってはいけない。 〔類義語〕匹夫も志を奪うべからず https://kodomoprint.com/archives/31343 ...
ことわざ 急がば回れ 〔読み方〕いそがばまわれ 〔由来〕 短歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」に由来すると言われている。 草津から京へ行く方法は琵琶湖を渡る船(矢橋の船)が近道だが、荒天で危険が伴うことがある。陸路(瀬田の長橋)は遠回りだが、安全で確実である。 〔意味〕 急いでいるときほど、危ない近道よりも、安全な遠回...
ことわざ 衣食足りて礼節を知る 〔読み方〕いしょくたりてれいせつをしる 〔由来〕 〔出典〕管子 倉廩(そうりん)実(み)つれば則ち礼節を知り 衣食足れば則ち栄辱を知る 〔意味〕 生活が苦しいままでは、礼儀や節度を学ぶ余裕は生まれない。 衣食:衣服と食物 礼節:礼儀作法と節度 https://kodomoprint.com/archives/31...
ことわざ 医者の不養生 〔読み方〕いしゃのふようじょう 〔由来〕 医者が患者には健康管理を言いながら、自分は不健康な生活を送っている状態。 〔意味〕 人には立派なことを言いながら、自分では実行しないこと。 〔類義語〕紺屋の白袴。 医者の若死に出家の地獄。 https://kodomoprint.com/archives/31343 ...
ことわざ 石橋を叩いて渡る 〔読み方〕いしばしをたたいてわたる 〔由来〕 石でできた丈夫な橋でも、叩いて安全を確かめてから渡る行動。 〔意味〕 用心深く、慎重に物事を進めること。 〔類義語〕転ばぬ先の杖。 君子危うきに近寄らず。 〔対義語〕危ない橋を渡る。 虎穴に入らずんば虎子を得ず。 https://kodomoprint.com/arc...
ことわざ 石の上にも三年 〔読み方〕いしのうえにもさんねん 〔由来〕 冷たい石の上にも、三年座り続ければ暖かくなる。 〔意味〕 辛抱強く続ければ、いつかは報われること。 〔類義語〕辛抱する木に金がなる。 待てば海路の日和あり。 https://kodomoprint.com/archives/31343 ...
ことわざ 石に漱ぎ流れに枕す 〔読み方〕いしにくちすすぎながれにまくらす 〔由来〕 中国の晋の時代、孫楚という人物が、隠居して自然と親しむことを「石に枕し流れに漱ぐ」と言おうとしたところ、誤って「石に漱ぎ流れに枕す」と口にしてしまった。間違いを指摘された孫楚は、「石に漱ぐのは歯を磨くためであり、流れに枕すのは汚れた話を聞いた耳を洗うためだ」と言い...