1つ前の記事では、かけ算の基本の計算方法について説明しました。
ここでは、「が」がつく場合の計算方法について14×5を例にとって説明します。
結論から言うと
「が」も一桁として数える
です。
では実際にどうなるか見ていきましょう。
「尾乗法」で14×5をやってみる
①14をそろばんに置く
14の一の位がそろばんの定位点にくるように置きます。
②4×5の答えを4の横に加える
4の一つ右の桁から4×5の答え「20」を加えます。
③4を払う
「20」を加えたら、4を払います。
④1×5の答えを1の右に加える
1の一つ右の桁から1×5の答え「が5」を加えます。
「が」を一桁に数えるので、1の一つ右の桁は何も加えません。
気持ちとしては「05」を足す感覚です。
⑤1を払う
「が5」を加えたら、1を払います。
⑥桁を読む
そろばん上に残った7が答えになります。
最初に加えた「20」の0が一の位になるので、7は「七十」ということになります。
「頭乗法」で14×5を計算する
14×5では、数字が3つありますので、答えが三桁になると予想します。
そろばんの定位点を一の位に決めます。
②10×5を加える
10×5は答えが三桁になるので、三桁目(百の位)から答えの「が5」を加えます。見た目は二桁目(十の位)に5が入っているだけとなります。
③4×5を加える
4×5は答えが二桁になるので、二桁目(十の位)から答えの「20」を加えます。
④答えを読む
そろばん上には7が入っている形になっています。
定位点を一の位として読むので、桁読みをしなくてもこの数が「七十」であることが分かります。
まとめ
九九の答えに「が」のつくときは、「が」も一桁として数える。
実際にかけ算をやっていると、ついつい「が」の存在を忘れて、一桁空けるのを忘れてしまうことがあります。
何度も練習して慣れていきましょう。