『あがっちゃうワーク』についての詳しい説明をいたします。
1 国語テストでの得点力
2 国語のテストに立ち向かう気力
3 小学生に必要とされる語彙力
4 やる気
生徒が面白がって、「もっとやりたい」という読解問題集『あがっちゃうワーク』
あがっちゃう4つの要素について詳しく説明
1国語のテストでの得点力
私は、長年生徒の国語を指導してきました。
①本文をよく読まない。
②問題文をよく読まない。
③語彙力が少ない。
最初の2つの特徴
①本文をよく読まない。
②問題文をよく読まない。
は、よく保護者の皆様からも相談を受けてきました。
ならばと言って、生徒本人に
「本文と問題文をよく読みなさいよ。」
と言っても、よく読むようにはなりません。
ではどうすればよいか。
よい方法が1つあります。
面白ければ読む
これです。
ならば、読解問題集そのものの内容を面白くしてしまえ。
そのように考えました。
そこで、問題文の本文だけでなく、選択肢の言葉や文もふざけた内容にしています。
一度、「面白い」という感覚を持って問題に取り組むと、自然と本文や問題文また選択肢をきちんと読むようになります。
ここで大切なことは、「面白い国語の問題を解く」という行為を、一過性の学習で終わらせるのではなく、繰り返し継続的に行うことです。
繰り返し継続的に「面白い国語の問題」に取り組むことで、「本文・問題文・選択肢をよく読む」という行為がやがて習慣化されます。
狙いは「習慣化」です。
「本文・問題文・選択肢をよく読む」が習慣化されることで、本番の学校のテストでもその習慣が生きるようになります。
この習慣を身に付けることで、これまで「よく読んでいない」ことで失点していた問題を、得点に変えることができます。
国語のテストの得点力があがっちゃう理由まとめ
『あがっちゃうワーク』は面白い
→面白いのでよく読むようになる
→よく読むことを習慣化する
→国語のテストの得点力があがっちゃう
2 国語のテストに立ち向かう気力
国語のテストが思うようにとれない生徒は、国語のテストそのものにネガティブな感情を抱いています。
国語のテストを目の前にして
「よし、解いてやるぞ。」
という気力がない子がほとんどなのです。
「どうせまた悪いんだろうな」
「分からない問題があっていやだな」
「悪い点をとってまたお母さんをがっかりさせるんだろうな」
などのネガティブな感情を抱いているうちは、思うように成績は上がりません。
こうしたネガティブな感情は、普段の学習の中で変えていくしかありません。
まず自信をつけてもらうことです。
きちんと本文・問題文・選択肢を読めば、正解できる。
こうした成功体験をどれだけ積むことができるか。
国語のテストに立ち向かう勇気の量は、この成功体験の数に比例します。
『あがっちゃうワーク』では、基本的に「本文をきちんと読めば簡単に分かる」という問題がとても多くあります。
それは、通常の読解問題集よりも、意識して多くしています。
もちろん、やや難しい問題もあります。
辞書を引かないと分からない問題もあります。
しかし、だいたいの問題は、4年生以上ならば
「なんだ簡単じゃないか」
というレベルにしています。
『あがっちゃうワーク』は、数をこなすことを目的としています。
簡単な問題をたくさんこなすことで、自力で解いて〇をもらう体験が積み上がります。
この体験を日頃から積み重ねることで、国語のテストに向かったとき、「なんとか解いてみよう」という気力が湧いてくるようになります。
気持ちというのは非常に大切です。
私は、生徒を指導する時、生徒の心=気持ちをとても大事にします。
気持ちの持ち方で結果が大きく左右されるからです。
『あがっちゃうワーク』で国語の問題を解く数をこなし、成功体験を積み重ねて、国語のテストに向かう気力を充実させてください。
国語のテストに立ち向かう気力があがっちゃう理由まとめ
『あがっちゃうワーク』は簡単な問題が多い
→〇をたくさんもらう成功体験
→数をこなして成功体験を増やす
→国語のテストに向かう気力があがっちゃう
3 小学生に必要とされる語彙力
国語のテストでよく失点する生徒の特徴の3つ目として
「語彙力が少ない」
を挙げました。
では語彙力はどのように増やすのか。
すぐに思いつくのは、参考書やワークに取り組むことです。
語彙力養成のために、書店などでよく目にする『語彙力1000』や『ことば1200』などの語彙系の参考書やワークを買うのも1つの手です。
なるべく文脈の中で出会う方が記憶に残りやすいので、読書量を増やすという手段も有効です。
ところが、そもそも国語が苦手な子は、読書量が少ない場合が多いのですが、
だからといって、読書をあまりしない子に
「本読め、本読め」
と言って読むようになるなら苦労はありません。
また、本を読まない子は、「読む力が低い」とも考えられます。
読書の力は筋力と同じようなものです。
筋力が弱い人に「重い物を持て」「たくさん持て」と言う前に、その人の筋力を鍛えてあげる必要があります。
さて、語彙に関して言えば、『あがっちゃうワーク』では、本文の中に小学生のうちに身に付けてほしい言葉を散りばめています。そして、高い確率で、その語彙に関する出題を設けるようにしています。
このときに大切なことは、「分からない言葉は必ず辞書を引く」です。
『あがっちゃうワーク』は、中身は単純な話が多いのですが、使っている言葉がたまに難しいときがあります。
難しい言葉ばかりだと、読むのが嫌になってしまいますので、
うまくバランスをとりながら
難しい言葉を配置しています。
だから、簡単で面白い話の中に、たまに出てくる難しい言葉は、必ず辞書を引いてください。
その積み重ねによって語彙の力が高まるようになります。
また、『あがっちゃうワーク』に慣れてきたら、読書にも挑戦してみてください。
『あがっちゃうワーク』に取り組むことで、集中して文章を読む訓練が知らないうちに積まれています。
これまであまり読書をしてこなかった人は、『あがっちゃうワーク』に取り組んだ成果として、読書をしてみてください。
今までよりも、少しだけ本が読みやすくなっている自分に気が付くと思います。
小学生に必要とされる語彙力があがっちゃう理由まとめ
『あがっちゃうワーク』の話は簡単なものが多い
→しかし、たまに難しい言葉が出てくる
→辞書を引いて意味を調べる
→語彙力があがっちゃう
4やる気
やる気があがっちゃうとは、どういうことでしょう。
結論から言うと、下のスパイラルが実現することです。
集中→自信→やる気
私がこの『あがっちゃうワーク』を教室で運用するようになって気が付いたことがあります。
生徒達が、黙々とこの『あがっちゃうワーク』に取り組んでくれるのです。おしゃべりもせず、途中で気が散ったり、だらだらしたりせず、じっと取り組んでくれます。
そして、一通り解いてきた後に、
「けっこうおもしろかった」
のようにたくさんの生徒が言ってくれます。
これは、「勉強に集中して取り組んでいる状態」を作り出せています。
ふつうの読解問題集をやるときはダラダラ取り組んでいた生徒でも、この『あがっちゃうワーク』に関しては、集中して解いてくれるのです。
「集中して取り組んでいる状態」
を繰り返し経験していくうちに、勉強に取り組むときの理想状態が、本人の中でイメージできるようになってきます。
『あがっちゃうワーク』は、生徒が集中しやすい問題集であることは、私の教室で実証済みです。
そして、「集中して勉強できた」という経験は、勉強する本人にとって自信になります。
『あがっちゃうワーク』に取り組むことで、自信をつけて、勉強に対するやる気を高めましょう。
やる気があがっちゃう理由まとめ
『あがっちゃうワーク』は集中しやすい
→集中した経験が自信につながる
→やる気があがっちゃう
まとめのまとめ
『あがっちゃうワーク』が、独特の狙いを持って作成された教材であることがお分かりいただけたと思います。
一般的な国語の読解問題集では、なかなか実現できないことです。
なぜなら、こんなふざけた内容のものを一般書店で販売することは、さまざまな事情から非常に難しいからです。
私のような個人経営の塾長だからできることがあります。
それが、このような「一風変わった。しかし、学習効果のある。」問題集を作成することでもあります。
国語で悩んでいる人たちのために少しでもお力になりたいという思いでこの教材を生み出しました。
ぜひお手にとってみてください。
生徒が面白がって、「もっとやりたい」という読解問題集『あがっちゃうワーク』