和歌と読み方

鵲の 渡せる橋に 置く霜の 

白きを見れば 夜ぞ更けにける 

 

かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける

歌の意味

かささぎがかける橋(天の川)に霜がかかったように白い星々のようすを見ると、夜がふけたのだなあと思うことだ。

ぴよ先生
この歌の作者、大伴家持(おおとものやかもち)は、『万葉集(まんようしゅう)』を作った人です。

ぴよまろ
まんじゅうを作った人?

ぴよ先生
まんじゅうではありません。まんようしゅう です。
『万葉集』(まんようしゅう)
日本で最も古い和歌集(783年成立)。
大伴家持(おおとものやかもち)が編集したとされる。
天皇から庶民(しょみん)まで、さまざまな人の和歌が収められており、全部で20巻、歌の数は4500首にのぼる。
和歌文化の原点(げんてん)。

ぴよ先生
説明にある通り、大伴家持(おおとものやかもち)が作ったと言っても、全部自分で歌を詠(よ)んだわけではありません。
いろいろな人の歌を集めて、全部で4500首(しゅ)になりました。このように、たくさんのものを集めて書物にまとめることを編纂(へんさん)と言います。

ぴよまろ
まんじゅうを、4500個作った人かぁ……

ぴよ先生
ぴよまろさん、お話を聞いていましたか?
よい子がまちがえておぼえたらいけないので、もう一度おさらいします。『万葉集』(まんようしゅう)=日本で一番古い和歌の本
大伴家持(おおとものやかもち)が編纂(へんさん)。
歌の数は4500首(しゅ)。

ぴよまろ

しゅ?

4500しゅ?

ぴよ先生

首(しゅ)ですね。

和歌は、一首、ニ首、三首……と数えます。

『百人一首』は「百人から一首ずつ」ですね。

ぴよまろ
なるほど~
はじめは、なんで「首(クビ)」なのかと思ってたよ?

ぴよ先生
ひゃ……ひゃくにんひとくび……

ぴよまろ
ああっ、先生がボケをかますなんてめずらしいよ?

ぴよ先生
ボ、ボケてません

ぴよまろ
でも、さっき「ひゃくにんひとくび」って……

ぴよ先生
そ、そんなこと言ってません

ぴよまろ
まろには聞こえたけどなぁ

ぴよ先生
今日は、ここまでにします。
歌の意味について付け足しがあるよ

鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける 

かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける

「かささぎの渡せる橋」

かささぎという鳥は、天の川に橋をかける鳥と考えられていました。

天の川伝説では、織姫(おりひめ)さまと彦星(ひこぼし)さまが、年に1回だけ出会うことができます。

そのとき、天の川に橋を渡す係をするのがかささぎです。

「霜の白き」

天の川におりた白い霜(しも)ということですが、これは空にきらきら光る星のたとえになっています。

だから、上に書いたような意味になるのですね。

もう一度歌の意味をのせておきます。

かささぎがかける橋(天の川)に霜がかかったように白い星々のようすを見ると、夜がふけたのだなあと思うことだ。

 

【おしまい】

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