『四字熟語テスト』は、単に四字熟語を覚えるだけのプリントではありません。
この勉強の仕組みには、勉強する人が得られるたくさんのメリットがあります。
学習を始める前に、一度はここを読んでみてください。
もくじ
1.勉強の順序
『四字熟語テスト』は次の順序で勉強しましょう。
①漢字を見ながら「すらすら読む」。
「読み方」はちら見してもかまいません。
なるべくつまらないように、読みましょう。
②「読み方」をかくして読む
「読み方」をかくしてすらすら読めるように練習しましょう。
③「意味を見て四字熟語を言う」
真ん中の点線で紙を折り曲げるか、右半分をかくすかしましょう。
意味を見ながら四字熟語が言えるかやってみましょう。
④書き取りテスト
①~③が出来たら「書き取りテスト」に挑戦しましょう。
ここで「書き取りテスト」の用紙を見てください。
一番下が「1回目」になっています。
「3回目」までチャンスがあります。
注意2:テスト前の練習時間は、タイマーで区切りましょう。
注意3:練習時間は2~3分がおすすめです。
⑤おさらいテストを作ります
3回目のテストでも書けなかった四字熟語や、書けたけどまた書ける自信がない四字熟語は、「練習用テスト」にメモをしておきましょう。
「練習用テスト」がたまってきたら、自分でおさらいテストをやってみます。
覚える勉強で一番大切なことは「おさらい」です。
1回書けたぐらいで覚えたつもりにはならず、念入りにおさらいすることで得意になっていきます。
2.よくある質問
よくある質問 その1
「習ってない漢字がたくさん出てきて難しいです」
たしかにそうですね。小学校・中学校で習わない漢字がたくさん出てきます。
しかし、よく考えてください。
私たちの身の回りには、習っていない漢字であふれています。
だから、「習っている」「習っていない」を気にせず、どんどん覚える態度を身につけましょう。
「習ったことしかできない人」にならないためにも、習っていない漢字を覚えることは大切です。
よくある質問2
「これを勉強して学校の成績は上がりますか?」
上がるとも言えますし、上がらないとも言えます。
学校の勉強に直結している内容ではないので、「即効性」はありません。
しかし、これからずっと続く勉強にとって、この『四字熟語テスト』を勉強することは無意味ではありません。
よくある質問3
「なぜ7つずつなのですか?」
5こずつでもよかったし、10こずつでもよかったのですが、間をとって7つにしました。
大きな魚でも、切り身にすれば食べられるように、
たくさんの言葉も、何こかずつに分けると覚えるのが楽になります。
そのとき、何こずつにするのが最も良いのかは、勉強する人によって違います。
10こずつでも楽勝な人もいれば、7つずつでもちょっときつい人もいます。
7という数字は「マジックナンバー」と言われています。
曜日や虹の色など、人間は7までだと同時に認識しやすいとされています。
まとめ:四字熟語テストを勉強して得られる3つのこと
①語彙力が向上する
勉強する人にとって、言葉をたくさん知っていること=語彙力は大切な要素です。
普段から、新しい言葉、難しい言葉を覚えようとしている人と、そうでない人で、将来的な学力の差が大きく開くことは容易に想像がつきます。
②言葉を覚え訓練をしてコツを身につける
「読み方」から初めて、「意味」を理解し、さらに書けるようになるという流れを繰り返すことによって、言葉を覚える訓練になっています。
それを繰り返すことで、自分の中での「覚えるコツ」がつかめてきます。
これは、四字熟語だけでなく、英単語や社会・理科の用語を覚えるときにも使えます。
③習っていなくても身につけるマインド
学校で習わない、テストに出題されない、しかし身につける。
こうした心構え(マインド)で勉強に向かうことで、これから身につける学力に広さと深みが出てくることでしょう。
この四字熟語のテストは、勉強するコツとマインドの両方を育てる教材です。
ぜひ、じっくり取り組んで、完走してください。