和歌と読み方
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに
吉野の里に 降れる白雪
あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき
歌の意味
明け方のうす明かりを吉野の里にふり積もる雪がてりかえす、まるで有明の月が出ているかのようだ。
ぴよまろ
有明の月って前にも出てきたような……
ぴよ先生
「夜が明けて、明るくなってきたのに、まだ西の空に残っている月」のことでした。有明の月はこんな感じで見えます。
ぴよ先生
ただし、この歌には有明の月はありません。
ぴよまろ
ありませんって
「有明の月」ってちゃんとかいてるけど?
「ある」のに「ない」ってどいういうこと?
「有明の月」ってちゃんとかいてるけど?
「ある」のに「ない」ってどいういうこと?
ぴよ先生
たしかに、「有明の月」とは書いてあります。
しかし、よくよく見てみると
「有明の月と見るまでに」
と書いています。
これは
「まるで有明の月があるかのように(雪をてらしている)」
という意味です。
つまり、実際には、有明の月は出ていなくて、
雪をてらしているのは「朝ぼらけ」の光なんですね。明け方のうっすらとした光を「有明の月」にたとえて
白い雪のほの明るさを幻想的(げんそうてき)に表現したみごとな歌です。
さすが、作者の坂上是則(さかのうえのこれのり)は三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)の一人に数えられるだけのことはあります。
しかし、よくよく見てみると
「有明の月と見るまでに」
と書いています。
これは
「まるで有明の月があるかのように(雪をてらしている)」
という意味です。
つまり、実際には、有明の月は出ていなくて、
雪をてらしているのは「朝ぼらけ」の光なんですね。明け方のうっすらとした光を「有明の月」にたとえて
白い雪のほの明るさを幻想的(げんそうてき)に表現したみごとな歌です。
さすが、作者の坂上是則(さかのうえのこれのり)は三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)の一人に数えられるだけのことはあります。

ぴよまろ
ZZZ……
ぴよ先生
いま寝とったじゃろ……
ぴよまろ
寝てなんかいないよ。
先生の話に夢中になるあまり、ふと気がついたら夢の中にいたよ。
先生の話に夢中になるあまり、ふと気がついたら夢の中にいたよ。
ぴよ先生
そういうのを「寝る」というのです。
ぴよ先生
ところで、「三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)」も何人か出てきたので、
ここいらでちょっとまとめます。気になる人は、下のリンクから「三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)」のまとめに行けます。
ここいらでちょっとまとめます。気になる人は、下のリンクから「三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)」のまとめに行けます。
ぴよまろ
おしまいっ♪
ぴよ先生
こらこら
勝手に終わらせないで
勝手に終わらせないで