和歌と読み方
和田の原 漕ぎ出でてみれば 久方の
雲ゐにまがう 沖つ白波
わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもいにまがう おきつしらなみ

歌の意味

海原(うなばら)に船で漕ぎ出し、遠くを眺めてみると、白い雲かと見間違うばかりに、沖の方に白波が立っているなあ。

 海の青と「雲+波」の白が対比される景色を雄大に詠みあげています。

「和田の原」

「和田(わた)」は海という意味。地名ではありません。

百人一首では、この歌の他にも「和田の原 八十島かけて~」という歌がありますが、これも同じく「わた=海」と理解しましょう。

「久方の」

「雲」にかかる枕詞(まくらことば)です。

 枕詞ってなんだっけ?という人はこちらの記事を参考にしてください。

 

法性寺入道前関白太政大臣

「ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだじょうだいじん」と読みます。

長い名前ですので分解して説明します。

「法性寺入道」ほっしょうじにゅうどう

 藤原忠通は和歌も上手でしたが、書道家としても有名で「法性寺さま」などと呼ばれていました。

「法性寺流」という書道の流派を作り、その開祖(はじめた人)なので「法性寺入道」と呼ばれたのでしょう。

「入道」は本来お坊さんに付ける呼び方ですが、藤原忠通は出家はしていません。

「前関白太政大臣」さきのかんぱくだじょうだいじん

「前」(さきの)なので「元」です。

今の感覚で言えば、「元総理大臣」と似ています。

藤原忠通は、えらい人だったのです。

平安時代の貴族のお仕事が気になる人はこちらの記事を読んでみてください。

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