なかなか出世(しゅっせ)できない若者が、何か悩んでいます。

若者1
活躍できる仕事がないなあ

若者2
でっかい仕事がしたいけど、頼りになる先輩がいないよ

若者3
やる気はあるけど環境(かんきょう)がないなあ

若者4
早く仕事を覚えたいのに応援(おうえん)してくれる人がいないよ

みんなこまっているよ。
コネや人脈(じんみゃく)、環境(かんきょう)がないみたい。

栄一カエル
なるほど、そうですね。
どんなに優秀な人でも、才能を見つけてくれる先輩や環境がないと、力を発揮(はっき)して出世でるきっかけがなかなかありませんよね。
【図1:出世するしくみ・ふつうの人(タップすると拡大)】

栄一カエル
有力な先輩を知り合いに持つとか、親類に有力な人がいるという青年は出世できるチャンスも多いでしょうね。
しかし、ここまではふつうの人のお話です。

栄一カエル
ここからは優秀な人の場合です。
【図1:出世するしくみ・優秀な人(タップすると拡大)】

栄一カエル
職場と仕事はこちらが用意して待っています。
こちらが用意したものを食べるかどうかは、箸(はし)をとる本人の気持ちの問題でしかありません。

ごちそう(=職場)こんだて(=仕事内容)を前にして、どうするかってことかな。

栄一カエル
そうそう、先輩も上司も世間も暇(ひま)じゃないからね。
あの豊臣秀吉(とよとみひでよし)も最初は身分が低く、つまらない仕事からだんだん出世していったんだよ。

でも、すんごい優秀な学校をトップで卒業したような人だと、最初からつまらない仕事はしたくないんじゃないの?

栄一カエル
先輩が新米にたいして、「こんな仕事を?」と思えるような仕事をまかせるのには訳があるんだよ。決してその人を馬鹿にしているわけじゃない。

どんなわけがあるの?

栄一カエル
その先輩にしか分からない理由があるはずだから、まかされた仕事をきちんとやればいいんだよ。

はぐらかされた???

栄一カエル

どんな小さな仕事でも大きな会社、大きな事業の歯車の大事な一部なんだよ。

細部がきっちりできていないと全体にけじめがつかなくなる。
若いうちから、細かい仕事について「なんだこれぐらい」と考える癖がつくとよくないね。
扱うお金の金額が大きくなるにつれて、大きなしくじりをやってしまいやすくなるというものだ。

水戸光圀(みとみつくに)
小さなことは分別せよ。大きなことには驚くな。

黄門様、また出たよ!

栄一カエル
受付や帳簿(ちょうぼ)といった与えられた仕事を、その時の全生命をかけてまじめにやれない者は、
手柄(てがら)を立てて立身出世(りっしんしゅっせ)の運を開くことはできない。
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