百人一首は、今からおよそ1000年前に藤原定家(ふじわらのていか)という人が作りました。

すぐれた和歌を100集めたものです。

やがて、これが「かるた遊び」になって、現代にのこっています。

ここでは、百人一首を一首ずつ、小学校高学年を対象に、なるべく分かりやすく解説しました。

並び順は、小学校でよく使われている五色百人一首と同じにしています。

百人一首・青

1 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

2 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり うきものはなし

3 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり

4 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

5 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪

6 寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば  いづこも同じ 秋の夕暮れ

7 鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける

8 君がため 惜しからざりし 命さへ 永くもがなと 思ひけるかな

9 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを

10 天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめん

11 巡り逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

12 和田の原 漕ぎ出でてみれば 久方の 雲ゐにまがう 沖つ白波

13 陸奥の 信夫もぢずり 誰故に 乱れそめにし 我ならなくに

14 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂いぬるかな

15 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき 独りかも寝ん

16 この度は 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに

17 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも 世に逢坂の 関は許さじ

18 百敷や 古き軒端の しのぶにも なほ余りある 昔なりけり

19 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり

20 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり

 

百人一首・黄

1 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山

 

 

百人一首・緑

19 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし

 

 

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