士魂商才(しこんしょうさい)って何でしょう?

学問の神様、菅原道真(すがわらのみちざね)さんが何か言っていますね。

菅原道真
これからは「和魂漢才」でいこう。
※和魂漢才(わこんかんさい)・・・日本独自の精神と中国の学問をあわせ持つこと
そして、栄一カエルさんも何か言っているようです。

栄一カエル
これからは「士魂商才」でいこう。
※士魂商才(しこんしょうさい)・・・武士の精神と商人の知識や能力とをあわせ持つこと
それぞれどんな意味かくわしく見てみましょう。
〈和魂漢才〉わこんかんさい
日本人たるもの、外国のことを学んだとしても、日本に特有のヤマト魂というものを忘れてはいけない。
しかし、中国には孔子、孟子のようなりっぱな聖人・賢者を出し、学ぶべきものがたくさんある。
日本人の精神と、外国の知識をあわせて学び、才能を養おう。
〈士魂商才〉しこんしょうさい
世の中で自立していくためには、武士のような精神が必要である。
しかし、「商才(しょうさい)」がなければ、経済的に自滅する。
武士の精神と商売のための知識と能力をあわせて身につけよう。
※商才(しょうさい)=商売で成功するための才能。

〈『論語』がたいせつ〉

栄一カエル
まともな「商才」はもともと道徳を根底としています。だから、「商才」は『論語』ですべて養うことができます。

「商才」が道徳???お金もうけで成功するには、ケチでずるがしこくなきゃダメなんじゃない?

栄一カエル
「不道徳」「嘘」「外面ばかりで中身がない」商才など、決して本当の「商才」とは言えません。
そんなのはせいぜい、つまらない才能や、頭がちょっと回る程度でしかありません。
ずるがしこくお金をかせいでも、本物とは言えないということです。

栄一カエル
世の中を渡っていくのはとても難しいことですが、『論語』には大きなヒントがあります。
『論語』は文章の表面ではなく、裏の裏までくみ取って読むことが大切です。

 

 

裏の裏は表???

栄一カエル
表面的にならないようにって意味だよ。

 

小学生でも分かる『論語と算盤(ろんごとそろばん)』次のお話

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