処世と信条
第1章のタイトルは「処世と信条(しょせいとしんじょう)」です。どういう意味でしょうか。
処世(しょせい)…世間と交わってうまく生活していくこと。
信条(しんじょう)…堅く信じて守っている事柄。「独立自尊が私の信条だ」
〔コトバンク https://kotobank.jp/〕より
「生活すること」と「自分が信じること」について書かれているようです。

論語=道徳 算盤(ソロバン)=商売・実業・経済活動

栄一カエル
弟子たちが孔子のことについて書いた『論語(ろんご)』という書物があります。
ここには、今われわれが道徳の手本とすべき、もっとも重要な教えが書かれています。

孔子(こうし)
私の名前は氏は孔(こう)、名は丘(きゅう)。みんな孔子(こうし)と呼んでくれます。「子」というのは「先生という意味です。
『論語』は、私や弟子たちの言葉を、孫弟子たちがうまくまとめてくれたものです。

栄一カエル
まず「商売」「実業」「経済活動」などのことを表すために、「算盤(ソロバン)」と一言でまとめることにします。
そして、私にとっての「道徳」「倫理(りんり)」「物の道理」の教科書は『論語』なので、通して『論語』押しで話を進めることにします。
つまり、栄一カエルさんが「論語」「ソロバン」という言葉を使うときは下のような意味になります。
・論語=「道徳」「倫理」「物の道理」
・ソロバン=「商売」「実業」「経済活動」

〈『論語』×算盤=正しくかせいだ富→豊かで強い国〉

栄一カエル
ソロバンは『論語』によってできています。
『論語』もまた、ソロバンの働きによって本当の経済活動と結びついています。
だから、『論語』とソロバンは、とてもかけ離れているように見えて、実はとても近いものなのです。

えっ?!どういうこと???

栄一カエル
「実業」とは、多くの人にモノが行きわたるようにするためにあります。
モノの豊かさを実現するためには、「大きな欲望を抱いて経済活動をやってやろう」というくらいの気持ちがなければ、うまくいきません。
本当の成長のためには、実業界(つまり国民の経済活動)が政府や軍部に劣らない力を持つ必要があります。

分かるような、分からないような・・・

栄一カエル
カラスくん、大丈夫。だんだん分かってくるから。
とにかく、『論語』とソロバンというかけ離れたものを一致させることが、今の世の中に大切なことだと私は考えているのです。

 

小学生でも分かる『論語と算盤(ろんごとそろばん)』次のお話

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